私は子どもの頃から疲れやすく、今振り返ると明らかに子どもの頃から自律神経失調症でした。
今回は、私の子どもの頃から続く、自律神経の不調についてまとめてみたいと思います。
寝るのが大好き、夜中の熱りと日中の眠気
私は小さい頃、親から「手のかからない子」だったと聞いています。というのも、日中いつの間にか寝ていることが多かったというのです。
私は小さい時から寝ることが大好きで、時間があれば眠るというのがほとんどでした。赤ん坊の頃は夜泣きもなく、とにかくぐっすり寝ていたそうです。少しでもあやしていた手を離すと途端に泣き出した兄とは対照的で、感動したと母は言っていました。
ですが赤ん坊から少し成長して幼稚園に上がった頃、親と離れて一人で眠るようになってから、夜中にぐずるようになっていきました。最初は母と離れて眠るのがどうしても嫌でぐずっていた記憶ですが、成長するにつれて夜中に体が熱るようになり、体が暑くて眠れないようになっていったのです。
そのせいか朝起きるのが苦手で、幼稚園が休みの日には昼まで眠っていたので、当時幼稚園で流行っていたプリキュアの存在を、私だけ知らなかったなんてことがありました。日曜の朝に起きていなかったので、目にしたことがなかったのです。
よく熱にうなされるように、夜中にぐずっていた記憶があります。夏場はとにかく苦痛で、暑くてたまらなかったです。同居していた祖母にクーラーをあまりつけないように言われていたので、暑さを我慢して朝方まで眠れないということがほとんどでした。
一度どうしても暑さが我慢できなかった時、クーラーをつけて寝たのですが、部屋が全然涼しくならず、どんどん温度を下げていき18度まで下げていたことがありました。それでも部屋が涼しくならずにおかしいなと思っていたら、同じ部屋の妹が寒さで震えていて、後で祖母に怒られました。
年中半袖の女の子は私だけ
体の熱りは夜中だけではありませんでした。私は普段から暑がりで、服を着ていられないほどでした。小学生の時は真冬でも半袖に薄いパーカー一枚羽織るだけ、それも暑くなると上着を脱いで雪の中遊んでいたりしました。
小学生だと年中半袖の子を見ることがありますが、そういう子はみんな男の子で、そんな女の子は私だけでした。すごく体格が良かったなんてこともなく、むしろ痩せ型でした。それでも平熱が高めで、平熱は37度でした。
汗もよくかいていて、手汗でプリントがぐちゃぐちゃになったり、脇汗に悩んだりしていました。朝起きるだけで手足がびしょびしょになる程汗をかくのは、今も変わりません。
暑がりは高校生まで続き、寝る時は半袖短パンのパジャマを着て、暑い時は布団を蹴って寝ていました。それが突然、真冬に布団をかけずに寝て風邪をひき、そこまでの暑がりは無くなっていきました。
風邪をひいた時は驚き、やってしまったと思いました。昨日まで元気だったのに急な高熱が出たのですが、原因は明らかで、真冬に布団もかけずに寝たからです。それは当然なのですが、当時はとても驚きました。
それまであまり風邪を引くことがなかったので、どうしたんだろうと心配する祖母に、真冬に布団もかけずに寝たから熱が出た、とは言えませんでした。
それからは体の熱りは落ち着き、今ではむしろ寒がりです。体温調節は苦手なままで、暑い時は滝汗ですが、冬場や夏場のクーラーが効いた場所では、毛布が必須になりました。
早すぎる初潮と激しい生理痛
生理についてもとても悩まされました。まず初潮が早く、小学4年生の時、まだ10歳になる前だったと思います。生理について、学校で習ったばかりでした。ついこの間習ったばかりで、すぐにピンと来たのですが、母には生理じゃない別の出血ではないかと最初は信じてもらえませんでした。
そして、激しい生理痛。頭痛腹痛のみならず、全身のだるさがとにかく辛かったです。市販の生理痛薬は全く効かなくて、中学生になり我慢できず産婦人科に駆け込みました。強い痛み止めを出してもらいましたがそれもなかなか効かず、痛みで泣きながら過ごしていました。
中学の時は不登校になっていたのですが、生理の痛みで休むことも多かったです。私の不登校にはこの自律神経失調症による様々な不調も関係していたように思います。
生理については早いうちから産婦人科に通い、高校生になってピルを飲めるようになってから一転しました。痛みやだるさは多少あれど、普通に過ごせるレベルまで生理痛を抑えることができたのです。今では出血を止める期間を延ばすこともでき、本当に楽になりました。
子どもの頃から常に疲れていた
自律神経失調症で一番の影響は、やっぱり常に感じていた疲労感だと思います。私は子どもの頃からなぜか常に疲れていて、暇があれば横になる生活をしていました。
そのため学校生活の何もかもが苦痛でした。朝起きて登校するのもとてもしんどいし、学校行事も疲れるものばかりでした。部活動なんて、絶対にやりたくありませんでした。
そんな学校生活の中で、次第に疲れていきました。私の場合、それが不登校につながった一つの要因であるとも考えられます。
自律神経失調症は実際の診断名ではなく、自律神経系の不調が、他の疾患等の原因でなく起こる場合の状態を指す言葉に過ぎません。病気でもなければ障害でもない。でも日常生活への影響は間違いなくありますし、何かしらの対処がされてほしいと思ってしまいます。
特に私のように子どもの頃から自律神経の不調に悩まされると、学生生活の上でとてつもなく負担が大きいです。正直、不公平と感じてしまうほどには私自身影響が大きかったと思います。
私にとっては自律神経の不調は生活の中でとても重要な要素であると言えます。未だに不調は続いていますし。これから歳をとるにつれて、また今度は年相応に更年期に入るなど、自律神経の不調とは付き合っていかなければなりません。
できるのは、自分の体調を受け入れて、無理のないように生活していくことだけです。これは私にとって子どもの頃からずっと付き合ってきた体質なので、今では受け入れて、無理のないように気をつけて生活しています。一番大事なのは、無理をしないことです。
これからも自律神経の不調とは長い付き合いになると思います。だからこそ、自分の体調をしっかり受け止めて、無理をしすぎず、自分らしいペースで生きていくことが大切だと感じています。
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