私のうつについて

記事

「私は現在、軽度のうつが長期に続く気分変調症の状態にあります。」

振り返ると、その兆候は子どもの頃からありました。むしろ、ずっと軽い抑うつ状態のまま生きてきたのかもしれません。

今回は、私のうつについて改めて振り返り、気づいたことをお話しします。

振り返り

子どもの頃の違和感

 私は小学生の頃から、常に疲れていて、とても疲れやすい子どもでした。家ではよく横になって過ごし、夜になると体が熱くなって眠れないことも。今思えば、睡眠障害があったのかもしれません。

 また、体温調節が苦手で、冬でも半袖で過ごすほど暑がりでした。振り返ると、自律神経の乱れが関係していた可能性もあります。そして、慢性的な倦怠感や眠りにくさを考えると、子どもの頃から軽いうつ状態だったのかもしれません。

不登校と燃え尽きの繰り返し

 中学校に入ると、不登校を繰り返すようになりました。そのたびに「なんとかしなきゃ」と頑張るのですが、無理をするとすぐに疲れてしまい、また動けなくなる——そんな「燃え尽き→また頑張る」のループを続けていました。

 この頃にはすでに軽いうつ状態だったと思います。

限界に近づいた大学院時代

 そのままの状態で高校、大学、大学院と進学しましたが、根本的な状態は変わらないまま。特に大学院では学業と研究に加えて家庭のことも重なり、心身ともに限界に近い状態でした。

 それでも「ここで諦めたらダメだ」と自分を追い込み続けていました。

燃え尽きてすぐ会社を退職することに

 なんとか就職しましたが、入社した会社がどうしても合わず、適応障害になってしまいました。子どもの頃から続いていた「頑張りすぎて燃え尽きる」パターンを、また繰り返してしまったのです。

 そして、今度は完全にエネルギーが尽きてしまい、退職を決断しました。

今思うこと

 現在、適応障害による一時的な落ち込みだけでなく、軽度のうつが長期にわたって続く気分変調症の状態であることを自覚しています。振り返ると、厳密にいつから「うつ」と言える状態だったのかは分かりませんが、常にそういう傾向があったように感じます。

 このことに気づいてとても腑に落ちました。いつも頑張ろうとしても頑張りきれないところがあったからです。今後はそういった状態を理解した上で、自分にとって無理のない選択をしていきたいと思っています。

 軽度のうつ状態は自覚するのが難しいこともあります。もしそのような状態の方であれば、少しそのことを意識して生活するようにすると無理することなく生活できるかもしれません。心当たりのある方は、気にかけてみてください。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございます。もし似たような経験をしている方がいたら、あなたは一人ではありません。一緒に無理のない生き方を見つけていきましょうね。

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